驚異のハイテクバット (1)    (2)

最近の技術の進歩はすさまじく、ビヨンドマックスを初めて手にしたとき「こんなんでボール打てるの?」というのが正直な感想でした。
ところが、今度は‘しなる’金属バットが発売されるとのこと。いったいどんなものがあるのかあちこち調べてみました。
ビヨンドマックス (ミズノ)
ビヨンドマックスの特長は、打球部(芯)の柔らかさにある。手で触っても変形するほどの柔らかい素材(*高反発素材:エーテル系発泡ポリウレタン)を使用しており、指で押し込むと、数ミリへこむ。今までのバットでは有り得ない構造だ。軟式ボールは素材がゴムで中空構造のため、非常に柔らかく、バッティング時に大きな変形を起こし(ボールが潰れる)、遠くへ飛ばすことが難しい。ビヨンドマックスは、この変形を極力抑えるために開発された。柔らかいもの同士がぶつかれば、変形も少なくなるという理論で、ミズノの実験データでは、従来の金属バットより、8%も反発係数がアップした。


【小年用ビヨンドマックス】 \21,000
(80cm・平均620g・レッド)
トップバランス
(78cm・平均610g・ブルー)
トップバランス
『ビヨンドマックス』とは、一昨年秋にミズノから発売され、今年の秋まで8万本を売り出している超人気のバットだ。バットは5000本売れればヒット商品といわれているらしく、それを考えると8万本は異常。スポーツ用品店では品切れが相次いだ。

ビヨンドマックスはいくつか不満点が漏れていて、そのひとつが「音の悪さ」だ。打った瞬間、「ボン」という何ともいえない鈍い音がするため、バッターも気持ち悪い、また野手、とくに外野手が打球判断を誤るケースが多々あった。

ミズノは少年軟式用のビヨンドマックスを発売しており、こちらの打球部は従来のビヨンドより約13%も打球部を広げている。ということは、芯がやたらに広い。
H-Zone (ローリングス)
ビヨンドマックスよりも飛ぶと噂されるローリングスの「飛ぶバット」
その名も『H-Zone』(HomerunやHitの頭文字をとったのだと思うが、どうなんでしょうか、このネーミングは) 二番煎じは否めない。
ボールの下ツラを叩き真芯を外しても打球が必要以上に上がらないように打球部に採用した、エラストマーが変形して「壁」をつくり、前方に打ち返すことができるとのこと。
(簡単に言うと、ポップフライが高い弾道のライナーになる)

【残念ながら少年用は出ていません】
「ビヨンドマックスと似ている」といわれている通り、見た目の構造上はほぼ同じ。打球部も柔らかい素材でできている。ただ、指で押してみると、ビヨンドマックスよりもへこまない。ビヨンドが3ミリとしたら、H-Zoneは1ミリか…。「エラストマー」という新素材で作られているらしい。
だが、ビヨンドマックスと打球部の素材が違うためか、H-Zoneは打球音が良い。
ディマリニF2 (ウィルソン)
日刊スポーツに、軟式金属バットがデカデカと紹介されていた。その名もウィルソンから6月に発売された「ディマリニF2」。大人気で在庫切れが続いているそうだ。
記事によれば、ハンドル部(グリップ部)と打球部の素材を分ける世界初の「コンポジット・ハンドル」で‘しなり’を実現したそう。ウィルソン事業部の方は「ゴルフのドライバーと同じで、シャフトをしならせてヘッドスピードを上げ、打球の飛距離を伸ばす」と説明している。

【こちらは大人用ディマリニF2】


【こちらが少年軟式用】 \21,000 (2004年11月発売予定)
(78cm・平均600g)
(80cm・平均630g)
ミドルバランス
「ビヨンドマックス」や「H−Zone」とは全く違う作り。芯の部分が柔らかいわけではない。
 特長はバットの根元あたりに「HALF←→HALF」と書かれていたこと。それに芯の部分にカバーが掛かっていること(金属の上にさらに金属のカバーが掛けられている?)。
ネットで調べると、
<バットのテーパー部に、宇宙工学用素材のカーボンファイバーを使用し、バレル部に、ディマリニ社の新開発素材DX1を使用することによって、強力なしなりとトランポリン効果を実現。かつてない高反発を生み出します>
 との説明もあり。何だか、すごいバットだ…。

少年軟式用が11月に発売されるとのこと。 う〜ん、予約入れとこうかなぁ・・・でも高すぎる!
(20004年10月)
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